ThinkCookies’s blog

忘れない内に色々記録する目的のブログです。

HPEサーバでのファームウェアバージョンアップでの注意点

  1. 2017年から変更されたSPP support policyについて

HPEのサポートポリシー資料(英語)

(探せば日本語での資料もありますが2013年の資料だし今と違います)

参照:Service Pack for ProLiant (SPP) Support Policy

https://h20195.www2.hpe.com/v2/getpdf.aspx/c03681570.pdf

 

色々書いていますが重要な内容を次のように圧縮できます。

 

SPPは「Producton SPP」と「 Post-Production SPPs」と分けていて

2世代以前のサーバはPost-Production SPPsを、それ以後のサーバは

Producton SPPを当てる必要がある。

 

これによると記事が書いている今の時点ではgen8はPost-Production SPPs(SPP8.1)を

gen9、gen10はProducton SPPを当てないとHPEのサポートポリシーを守ってないことになります。

 

基本的なHPEの方針は現世代のサーバは最新のSPPを当てることで更新、2世代以前のサーバはPost-Production SPPsを当てて最新のホットフィックスを入れることです。

 

参照:Reducing the Frequency of Server Updates

https://downloads.hpe.com/pub/softlib2/software1/doc/p35024129/v128214/SPP_Reducing_Server_Updates.pdf

f:id:ThinkCookies:20180505164651p:plain

 

 

それ以外もSPPアップデート互換性という「アップデート前の元のSPPのバージョンが1年以内に更新したバージョンである必要がある」というポリシーがあるが、そこまで守るのは難しいかも…

 

HP Gen8の場合はサポートマトリックスをチェックする必要がある。

Last pre-Gen9 custom imageでインストールすれば問題ないはず

http://h17007.www1.hpe.com/us/en/enterprise/servers/supportmatrix/vmware.aspx#.Wu6Ne6TRDIU

https://www.hpe.com/us/en/servers/hpe-esxi.html

 

selinuxについて色々

 

業務システムでは無効にするのが一般的だと知られているが、

セキュリティの面を考えると’とにかく無効化’はよろしくない気がする。

 

permissive modeで運用して問題がなければ(または問題があったとしても

解決できる問題なら)有効化するのが推奨だと思う。

 

Permissive modeは操作はそのまま許可するモードなのでPermissive modeに

しても問題が続くことなら問題の原因がselinuxではない事がわかる。

 

・設定ファイル

/etc/sysconfig/selinux

SELINUX={モードを指定}

 

・動作モードの確認コマンド

#sestatus

 

・問題発生し確認するログ

/var/log/audit/audit.log 

/var/log/messages

 

selinuxが特定のプロセスの制限をしないようにする方法もある

参照:

http://man.m.sourcentral.org/centos6/8+chroot_user_selinux

 

参照になるリンク

https://access.redhat.com/documentation/en-us/red_hat_enterprise_linux/6/html/security-enhanced_linux/chap-security-enhanced_linux-troubleshooting

https://wiki.centos.org/HowTos/SELinux