HPE iSCSI rescan softwareについて
VSAを利用する環境でESXiを停止・起動するたびデータストアを手動でスキャンする必要なく自動でスキャンしてくれるソフトウェアらしいです。しかもHPEの推奨。
インストール方法はP20参照
普通のvibインストールと変わりはないです。
https://support.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docId=a00016289en_us
ダウンロード:
http://vibsdepot.hpe.com/hpe/HPE-StoreVirtual/hpe-iscsi-rescan/
でも、本当にインストールする方がいいのかは少し疑問ですね。
ESXi5.5または6.0から6.5にアップデートすると以前インストールされたiSCSI rescan softwareが不具合を起こすという記事があります。
https://support.hpe.com/hpsc/doc/public/display?docId=emr_na-a00027692en_us
おそらくESXi6.5にアップグレードする前に古いバージョンのiSCSI rescan softwareを削除しなかったから起きる問題だと思います。
iSCSI rescan softwareはHPのESXiカスタムイメージに含まれてないし同時にリリースされる物でもないです。
つまりESXiのアップグレードする時は①古いバージョンのiSCSI rescan softwareを削除、②ESXiのアップグレード,、③アップグレードしたESXiのバージョン用のiSCSI rescan softwareがリリースされたらインストールという流れになります。
問題は②と③の間は手動でデータストアをスキャンしないといけない時期が発生することです。運用からみると二つのパターンがでるのはあまりよろしくない気がします。
最初から「iSCSI rescan softwareはインストールしない、ESXiの停止・起動後は手動でデータストアをスキャンするべき」にする方がむしろ事故が起きる可能性が低いかも…と思いました。